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伊豆美レディスクリニック

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坂本 伊豆美 院長
インタビュー
坂本 伊豆美 院長 サカモト イズミ
IZUMI SAKAMOTO
伊豆美レディスクリニック
出身地:東京都
趣味・特技:旅をすること、美味しい物を食べること
好きな本・愛読書:星の王子さま
好きな映画:サウンド・オブ・ミュージック
好きな言葉・座右の銘:人との出会い
好きな音楽・アーティスト:ミュージカル
好きな場所・観光地:スイス、フィンランド、アフリカ
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■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。
子供の頃は、医者の世界は一般人が入って行けない世界だと思ってたんです。自分とは縁遠い世界でした。
私が中学2年生の頃だったと思います。私の母が、今は90歳を迎えて元気なんですけれど、父が海外出張で家を離れていた時に虫垂炎を罹り、中学生だった私が入院に立ち会うことがあったんです。その時の記憶がのちのちまで残っていたんでしょうね。
医療に携わりたいと最終的に決めたのが、高校3年生でした。「人のために役立てる仕事だ」と考え、この道に進むことを決めました。
父とは3日3晩、話合いになりました(苦笑)。明治生まれの昔気質の人でしたから、「医者になったら女としての幸せはない」と思い込んでいたんでしょうね。父を説得しての決断でしたけども、結婚をし、孫の顔も見せ、父を看取ることが出来ましたから、その意味では恩返しが出来たのかな、と思っています。

産婦人科を選んだのは、「女として男の先生よりも…」ということを意識した結果だったように思います。患者さんの立場として、女性のお医者さんで「良かった」と思っていただける科はどこかと考えたら、それがこの分野だったということなんです。
その産婦人科の中で、私は主に婦人科を専門に歩んできました。この選択については、人との出会いが最も大きな理由となりました。今も第一線で頑張っていらっしゃる先生で、女性のお医者さんとして一歩先を歩んでおられるその方に、医師としての基礎を教えていただいたと思っています。
大学卒業後6年目には主人の留学に伴い私も渡米し、米国ジョンホプキンス医科大学に留学しました。それが2年半ほど。その間に2人の子を産んだものですから、産科を実地で学ぶことになったような気がしています(笑)。
日本へ戻ってからは当直が無かった川崎市がん検診センターに2年勤め、その後北里研究所病院に18年勤務し、この地に『伊豆美レディスクリニック』を開院致しました。その数年前にたまプラーザに住み始めることになり、この街の良さを体感しての開業だったのです。

坂本 伊豆美 院長 坂本 伊豆美 院長

■『伊豆美レディスクリニック』をご紹介ください。
私が女ということもあるかもしれませんが、若い女性も多く、10才代~90才代まで幅広い層の患者様に来ていただいています。
若い方の場合は、生理に関するもの。そこから年を経ていくに従い、子宮筋腫や子宮内膜症といったお悩みが多くなり、ある程度年を重ねると更年期障害、その後子宮脱や膀胱脱(膀胱瘤)といったトラブルが多くなってきます。
生理が始まり、結婚、出産、授乳、更年期、閉経、老年期と、女性の身体はめまぐるしく変化していきます。当クリニックでは、女性のすべてを診させていただきたいと思っています。

■先生が特に力を入れておられるのは?
坂本 伊豆美 院長大学におりました頃、婦人科腫瘍医をしていたものですから、がんの早期発見には最も力を入れているところです。
乳がんの場合、1センチ以下で見つけることが出来れば、ほぼ100%近く治癒することも可能です。このケースでは腫瘤のみで、抗がん剤も放射線も使わずに済む場合もあります。自己検診はとっても大事なことですが、それだけではどうしても難しいものがありますから、定期的に検診を受けていただくことをお薦めしています。乳がんの検診には超音波とマンモグラフィーがあります。若い女性には超音波検査を、マンモグラフィーは、閉経後の女性のがんを見つけやすいという特性があります。どちらか一方を受けて終わりではなくて、両方を受けていただくのがベストですね。
子宮頸がんについては、早期に発見出来れば子宮を残し、妊娠出産も可能です。検診もとても大事ですが、ワクチンを接種していただくことも重要です。子宮頸がんは性交渉によって移るウイルスが一因とわかっていて、未然に防ぐにはワクチンが有効です。セクシャルデビュー前に接種をすることがベストですが、デビュー後であっても、発症のリスクを下げる充分な効果が認められています。
子宮頸がんワクチンの接種については、昨今、様々な考え方が出てきています。それはそれで尊重すべきものと思いますが、子宮がんに罹って苦しむ方を間近で見てきたものにとって、防げるものなら防ぐべき、というのが私の思いです。

■ピルについて教えてください。
昔であれば、生理痛は女である限り耐え忍びなさいという風潮がありましたが、今はそんな時代ではありません。特に、生理痛の強い方は子宮内膜症を罹るリスクが高いというデータがあります。子宮内膜症になりますと、不妊症に陥るリスクが非常に高くなることはよく知られているところです。
ピルは、そのリスクを軽減するに非常に有効なツールです。生理痛を弱めることも出来ます。生理の量を減らすことも可能で、時期を少しだけずらすことも出来ます。試験の前とか、あらかじめコントロール出来るのであれば、それに越したことはないですよね。避妊用のピルでも同じ効果は望めますし、現在は超低容量と言われるような、量を減らしたものが保険診療で処方できるようになりました。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
避妊や性感染症について情報はあふれていますが、そこから正確な知識を得ることはなかなか難しいものがあります。お母さんに聞く? 友達に聞く?
そんなに簡単なことではありませんよね。まして、いつ自分にその不安が訪れるか、わからないわけですから。
生理が始まったら、あなたのパートナードクターを見つけてください。その不安が訪れた時に新しい先生に会うより、前から知っていた先生のほうが相談しやすいと思うんです。初めて訪れるのはとても勇気がいることでしょうけども、不安を解消して、安心してお家に帰れるようにと思っています。婦人科の敷居は誰にとってもまだ高いのが現状ですが、その敷居をグーンと下げて、すべての方が気楽にいらしていただけるクリニックを目指しています。

※上記記事は2015.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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