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小杉歯科医院

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小杉 禎久 院長
インタビュー
小杉 禎久 院長 コスギ ヨシヒサ
YOSHIHISA KOSUGI
小杉歯科医院
生年月日:1964年1月8日
出身地:東京都
血液型:A型
趣味・特技:音楽鑑賞、読書、野球、海水魚の採集と飼育
好きな本・愛読書:ノンフィクション医療・心理学関連書籍/仙川環、大鐘稔彦
好きな映画:ナイト・シャマランの作品、スティーブン・キング原作作品/シックスセンス、レオン
好きな言葉・座右の銘:練習は嘘をつかない
好きな音楽・アーティスト:70’S、80’Sの音楽/ポリス、エリック・クラプトン
好きな場所・観光地:海/山「自然に囲まれた場所が好きですね」
■この道を志したきっかけや現在に至るまでの経緯をお聞かせください。
父を始めとして家族がみな歯科医師でした。当然、「物心がついた頃から・・・」と言いたいところなのですが、子供の頃は絶対に歯医者さんにはなるものかと考えていました(苦笑)。というのも私は文系科目に興味があり、将来はその方面の仕事へ就きたいと考えていたからなんです。
ただ、小さい頃から父の仕事場に出入りして雰囲気やその仕事に馴染みがあったものですから、長ずるに従って歯科医師という職種を自分の中で再評価していったことは事実でしょうね。最終的には親の口車に乗せられてしまったというところだと思います(笑)。

昭和大学歯学部を卒業し、同大学大学院終了後、学歯周治療学講座(現:歯周病講座)に籍を置きました。丸10年をそこで過ごし、『小杉歯科医院』を開院したのが1998年のことになります。
そのまま大学に残る選択肢もありましたが、私は欲張りなので(笑)、様々なことを試すには大学という環境を出た方が良いと考え、独立することを決めました。
人間ですから「あの時大学に残っていればどうだったろう?」と思うことはあります。ただ、それは後悔とは違うんですね。大事なのはいま出来ることを精一杯おこなうこと。ひとりの人間として、またひとりの歯科医師として納得のいく人生が送れるよう努力をしていきたいと思っています。

小杉 禎久 院長 小杉 禎久 院長

■治療の際に心掛けていることをお聞かせください。
治療においては当たり前のことを当たり前におこなうということです。患者さんから症状や問題点を十分ヒアリングし、その症状等の原因を説明し、ご理解を得た上で治療を進めていくことが前提となります。加えて、治療に関して身の丈に合ったことをしていきたいですね。昔はそれこそ「自分は何でも出来る」という気持ちを持っていました。様々なものを見て、様々なことを経験してきてますから、「全てを活かせる」という気概が強かったんですね。現在はそうしたいき過ぎた気負いのようなものはありませんし、身の丈に合ったいまの自分が出来ることをしっかりやることのほうが大事だと考えています。

患者さんとの接し方、社会の中での歯科医師のあり方については大学時代の恩師にかなり影響を受けています。歯科医師に限らず、医者というのは大学に6年いて、卒業と同時に突然「先生」と呼ばれるようになるわけです。当然、中には勘違いしてしまう人も少なくないんですね。
私が先生から学んだのはご縁があってお会いする人達から、吸収出来ることは吸収し、それにふさわしい態度をとりなさいということです。医師というよりもまず人としてという話ですね。
その教えが活きているかどうかはスタッフや患者さん、周りの方々がどう思うかで、私が評価することではありませんが、自分の中でその教えを戒めとして持ち続けていきたいと考えています。

■ご専門である歯周病についてお聞かせください。
小杉 禎久 院長歯周病は全国民の8割が罹っているとされるいわば国民病といえるものです。歯周病となると皆さんがイメージされる、悪化すると歯が抜けてしまう病だと思いがちですが、現在では口腔内のみならず全身の疾患に関連があることが証明されています。
ではそれを防ぐにはどうすればよいのか?歯周病、それから虫歯にしても細菌感染ですから、端的に言えば細菌を感染させないような環境を作れば良いということになります。つまり、歯ブラシということですね。
私が師事していた先生の恩師にあたる方が留学先のアメリカから帰国された時、歯ブラシを片手に「これ1本で歯周病は治せる」と語った有名なエピソードがあります。当時は歯周病は不治の病とされていた時代でしたから、奇異に思われた方も多かったと聞いておりますが、しかし現在では、その先生が仰ったことが正しかったことは皆さんもご承知の通りです。
いかに歯ブラシが重要かということなんですが、これは患者さんの協力なしでは出来ることではありません。毎日来院されて私たちがケア出来れば良いのですが、当然そんなことは出来ません。
当院にいらっしゃる患者さんのみならず、様々な場所で歯周病について、歯ブラシの重要性についてお話させていただいていますが、どうやって患者さんに切実なものとして受け取っていただけるかがこれからの課題といえます。われわれが歯周病専門医であることの意味、役割がそこに問われているだと思っています。

■先生が今後考えておられることをお聞かせください。
以前より気にはなっていたものの、今度の震災でより深く考えるようになったことがあります。
大学病院にいた当時から地方よりわざわざ新幹線に乗ってお見えになる患者さんがいらっしゃり、ある意味そのことを自慢にしていた時期もありました。ところが今回の震災により、その方々が来れなくなってしまったんですね。「電車に乗るが怖い」ですとか、そうした理由によるものです。そのことが何を意味するかというと、私が20年近く診てきた患者さんが治療難民になってしまうということになります。
これは震災以前にも加齢等により当然考えられる事態でもありました。この方達をどうやって救えるかを考え、現在力を注いでいるのがスムーズな診診連携の充実です。私がいままでおこなってきた治療のカルテなりを地元の先生が即座に利用出来るようなシステムを早い時期に構築することが求められます。

連携ということで申しますと、先ほども述べましたように歯周病は全身の疾患に関係してきますので、歯科の領域のみならず医科との連携を潤滑にすることもまた望まれます。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。
歯周病が全身に問題を起こす可能性が高いとわかっている以上、まずは歯医者さんに行って、自分の状態を相談されるべきだと思います。とにかく自分が通いやすい歯医者さんの元へ行って、様々なことを聞いてみることがスタートです。その上で自分に合った歯医者さんを選んでみてください。歯医者が怖いという方も、少しの勇気を持ち、まずは相談から始めてみていただきたいですね。

※上記記事は2011.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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