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あざみ野坂の上クリニック

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杉沢 勇人 院長
インタビュー
杉沢 勇人 院長 スギサワ ハヤト
HAYATO SUGISAWA
あざみ野坂の上クリニック
生年月日:1976年7月25日
出身地:群馬県
血液型:O型
好きな場所:車の中
出身大学:東京慈恵会医科大学
資格:日本糖尿病学会 専門医
資格:日本内科学会 総合内科専門医
資格:日本内科学会 認定内科医
資格:日本医師会 認定産業医
あざみ野坂の上クリニック詳細情報はこちら
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■『あざみ野坂の上クリニック』の開院に至る経緯をお聞かせください。
私はこれまで大学病院や、その関連病院において糖尿病を専門に診てきました。そこで常々感じていたことが、糖尿病という病気に対する診療の難しさでありました。
大学病院のような大きな病院では、血糖のコントロールがままならない、難しい症例の方が多いです。血糖コントロールが悪化する前の、もっと早い段階で適切な治療を行っていく必要性を感じました。

伊勢原駅前(北口)にあります武田クリニックのコンセプトとして、「糖尿病ならびに生活習慣病(高血圧、高脂血症)を中心として、患者さんにきめ細やかな医療サービスを提供すること。」をもとに『あざみ野坂の上クリニック』は、私のような糖尿病専門医が地域において適切な糖尿病診療を充実させることを念頭に2012年に開院致しました。
コミュニケーションを第一に考え、患者さんおひとりおひとりに合った適切な治療をおこなっていきたいと考えています。

杉沢 勇人 院長 杉沢 勇人 院長

■杉沢先生の診療方針をお教えください。
糖尿病の病態は非常に複雑で、原因を辿れば幾通りにも分かれます。
例えば、血糖値を下げる働きのあるインスリンというホルモンの分泌量が少ないという方。あるいは、インスリンは分泌されてはいるものの、そのホルモンが身体に作用しないという方、等々です。
一般的な糖尿病治療では、血糖の平均的な数値(HbA1c)を下げることに主眼が置かれています。
しかし、原因を突き止めることなく、ただ血糖値を下げたところであまり意味のある治療とはなりません。まして、インスリンが上手く働かない方にインスリンの分泌を促す薬を用いたところでは、病態にあわせた適切な治療とは言いきれないと思います。

その人その人によって違う糖尿病の病態、生活習慣に合わせ、適切な治療をおこなっていく必要があると考えています。

■糖尿病の合併症についてご説明いただけますか?
杉沢 勇人 院長糖尿病治療における目標は血糖値を下げ、合併症を防ぐ事にあります。合併症は大きく分けて細い血管にみられる障害(細小血管障害)と大きな血管にみられる障害(大血管障害)に分けられます。
皆さんも糖尿病が、腎臓(腎症)、目(網膜症)、神経(神経障害)に影響してくるということはご存知だと思います。これらが三大合併症と言われる細小血管障害にあたります。三大合併症は、糖尿病の初期状態において症状が出ることは殆どありません。そのことが合併症への注意を逸らすことにつながっているのですが、自覚は無くとも、これらの合併症は静かに進展していきます。
だからこそ、初期の状態から常に細心の注意を払う必要が出てくるのです。

当クリニックでは、例えば目への影響をチェックするため眼底写真を撮影しています。
正式な評価は専門である眼科の先生の診断が必要になりますが、徴候を追うことは可能になります。それから腎臓については、尿の中に出てきますアルブミンという蛋白質をチェックすることにより、腎障害が進まぬように配慮しています。
また、糖尿病で怖いのは三大合併症だけではありません。大血管障害にも注意が必要です。大血管の代表は脳・心臓・足の血管であり、大血管障害は言いかえれば動脈硬化と言えます。脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・閉塞性動脈硬化症が代表的な動脈硬化性疾患です。動脈硬化の原因となるコレステロールや中性脂肪、内臓脂肪、血圧などにも留意する必要があります。また喫煙も動脈硬化のリスクがあり、禁煙の指導も行っています。こちらでは、FMDという検査をおこなうことにより、血管の動脈硬化の初期徴候をチェックしていくという試みもおこなっています。脈波という検査で血管年令などもチェックしています。
無論、血糖の数字を追っていく必要性はありますが、そこだけに注意を払うのではなく、全身を診ていくことが、これからの糖尿病治療においては非常に大切なことだと考えています。

■糖尿病との付き合い方について、先生のお考えをお聞かせください。
糖尿病と聞くと、人生が終わってしまったかのように思われる方が少なくありません。
「これは食べちゃダメ」「あれも出来ない」と、すごく堅苦しくなってしまうんですね。もちろん、食事等、治療のベースとして最低限守っていくラインは存在します。ですが、そのラインを厳格に守ろうとするあまり、せっかくの治療が長続きしないのでは元も子もありません。

100人いれば100通りの糖尿病との付き合い方があるはずで、その方の生活スタイルに合った治療を考えていく必要があります。よく言われることですが、糖尿病の主治医は医者ではなく、患者さん自身だという言葉があります。
医者が何を言おうと、それが患者さんに届かないのでは仕方がありません。
患者さんがご自身で頑張れるよう、その人その人の立場に寄り添いながら、親身になって出来る限りのサポートをしていきたいと考えています。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願い致します。
せっかく健康診断をお受けになったのであれば、その結果を無駄にはしていただきたくないというのが、私たちからのお願いです。先程申しましたように、糖尿病は自覚症状に乏しく、ゆっくりと静かに経過していく疾患です。
それはつまり、出来る限り早い段階で治療を開始することで、初期の状態で進行を食い止めることが出来るということに他なりません。
健康診断を受けて、少しでも注意を促された点がある方は、是非ご相談ください。
皆様のお越しをお待ちしています。

※上記記事は2013.2に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

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