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たま小児クリニック

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松林 昭男 院長
インタビュー
松林 昭男 院長 マツバヤシ アキオ
AKIO MATSUBAYASHI
たま小児クリニック
生年月日:1933年10月25日
出身地:東京都
血液型:A型
趣味:旅行。昔は海外によく出かけましたが、最近は日本各地の自然を楽しんでいます。
好きな本・愛読書:歴史小説。藤沢周平などの作品。
好きな映画:洋画のミュージカル。特に「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年、米20世紀フォックス)
好きな言葉・座右の銘:正直・親切であること
好きな音楽:映画音楽、ムード音楽
好きな場所・観光地:カナダ
■医師を志されたきっかけとたまプラーザで開業されるまでの経緯について教えてください。
子供の頃は体が弱かったので診療所に行くことが多かったのですが、そこのかかりつけの先生がやさしい方でずいぶん助けていただきました。当時の先生方は病状が悪化すると、深夜でも厭わずに往診に駆けつけてくださったので、本当にありがたかったです。やさしく頼れる先生のお姿は子供心に大きなインパクトがあり、理想の大人像でした。いつか自分も先生のような大人になれたら….そんな気持ちで医師を憧れの職業と考えるようになりました。

もうひとつの大きな出会いは、細菌学の偉人について書かれた書籍でした。さまざまな困難を乗り越えて病原菌を発見し、医学の発展に尽力した野口英世、北里柴三郎、パスツールなどの話もわたしを夢中にさせました。幼少期にこのような体験をしましたから、必然的に理科系の科目に興味を持ち、得意科目になっていきました。医学部を受験することは大変でしたが、条件は揃ってきたのかもしれません。
大学卒業後はしばらく医局に勤めていたのですが、年齢を増すにつれて大きな組織で診療するよりも、じっくり1人1人と向き合いたいと考えるようになりました。以前から自分は小児科に向いているかもしれないと思ってはいたのですが、いよいよ子供の頃の夢を実現するときが来たと考え、独立開業しました。

開業した昭和43年(1968年)当時は、たまプラーザ周辺もまだ田舎でした。団地ができたくらいで、小川がありカエルの鳴き声が聞こえるような場所でしたから、子育てにも恵まれた環境だと考えて開業地に選びました。わたし自身、すでに開拓・整備された場所に住む気にはなれなかったのです。開業して間もなく小学校ができ、幼稚園ができて、子供たちの元気な声があちこちから聞こえてくるようになりました。

松林 昭男 院長 松林 昭男 院長

■親子三代にわたって通っていらっしゃるご家族もあるそうですね。
長らく小児科はこの辺で一軒だけでしたから。幸い最初に通ってこられた世代がお子さんを連れてお見えになり、さらにそのお子さんが成長して自分のお子さんを連れて来院されるわけです。何ともありがたい限りです。お父さん・お母さんが昔から知っている先生だということで、お子さんにも安心感があるそうです。男のお子さんは中学生くらいになると若いお母さん方が大勢いらっしゃるので、恥ずかしがって足が途絶えますが、女のお子さんは高校生くらいまで通ってこられます。新しいランドセルに見せにきたり、進路の報告をしに来ます。小児科の医師を続けていて、一番うれしく感じる瞬間ですね。

■診療方針についてお聞かせください。
松林 昭男 院長かかりつけ医として、どんな病気も取りこぼさないことに注力しています。そのためには、ちょっとした異変があったらすぐに来院できる環境を作らなくてはなりません。少しでも気になる事があれば遊びに来たり話をしに来る感覚で、気楽に来院していただけるようにしています。あとは待ち時間をできるだけ短くすることですね。混んだ待合室で長時間待つのは、親御さんにとってもお子さんにとっても苦痛ですから。少しでも楽しく過ごしていただけるよう、おもちゃや絵本などはご用意していますが、やはりすぐに診察が受けられるに越したことはありません。

■長年にわたってお子さんを診察していて、何か印象的な変化はありましたか。
わたしが開業する前は、お子さんの栄養状態は戦前とあまり変わりありませんでした。疫病にかかりやすく重症化しやすかったので、急を要する治療が必要なことが多かったのです。かなり緊張することも多かったのですが、その後は予防接種が増えお子さんの生活環境が改善されたことから、重症化して来院されることは少なくなりました。開業した頃からは体格がよくなり、冷暖房完備の家で暮らされるお子さんが増えました。
一方で、アレルギーが多様化し患者さんの数が増えていることが気がかりです。かつてアレルギーに罹患するのは一部のお子さんで、アレルゲンもたまご、牛乳、そば、こんにゃくなどでした。現在は大豆や小麦など、日本人が長年命をつないできたものまでに及ぶようになりました。

■診察で心がけていることと地域のみなさまへのメッセージをお願いします。
お子さんに安心して受診していただけるよう、嫌がること、怖がることはしないよう心がけています。気軽に来院していただけるようにしないと、体調が悪くても嫌がって親御さんに伝えなくなってしまいます。これでは、病気を取りこぼすことになり危険です。「おじいちゃん先生!」といつでも声をかけていただけるようにする….それが一番大切なことです。このニック・ネームで呼ばれるようになったのですが、わたしにとってはとても気に入っています。

どうしても注射が必要な場合は、針が入っていくことすら気づかせないようにし、手短に終わらせます。わたしの注射は痛くないと好評なのです。すーっと針が入っていくようなやりかたをしているので、「あれ?今の注射だったの?」と言われることも多いようです。

もうひとつは小児科医 開業医向けの勉強会に足を運び、日常の臨床に必要な情報収集を欠かさないことです。
地域のみなさまには、わたしがここまで長く診療を続けて来られたことに感謝いたします。最初に来られたお子さんの親御さんが当院を紹介し、また次の親御さんが….というように口コミで広げてくださったおかげで、数多くのお子さんを診させていただきました。これからもわたしの健康が続く限り、お世話をさせていただきたいと思います。

※上記記事は2014.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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