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中神内科クリニック

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中神 和清 院長
インタビュー
中神 和清 院長 ナカガミ カズキヨ
KAZUKIYO NAKAGAMI
中神内科クリニック
出身地:東京都
血液型:O型
趣味・特技:読書、ジャズ鑑賞、散歩
好きな本・愛読書:オールジャンル
好きな映画:ベン・ハー、キング・オブ・キングス
好きな言葉・座右の銘:学びて思わざれば則ち罔し。思いて学ばざれば則ち殆うし。
好きな音楽:ジャズ
好きな場所・観光地:神社・仏閣
■この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。
いささか単純なのですが(笑)、私の両親が医師だったことがこの世界へと進む端緒となりました。母が開業医で、父は大学に勤務しながら病院を手伝っておりました。昔のことですから、開業医には日曜祭日もないのが当たり前。夜中だろうが呼び出されて、大変な仕事だということを感じていたものの、そうした親の背中を見ながら育ったことが自然とこの道を選ぶきっかけとなったのでしょうね 大学を卒業後、昭和大学の第一内科へと配属されました。第一内科は、当時からアレルギー治療における言わば大本山の一派と見られていました。ここで私は、呼吸器、それにまつわるアレルギー疾患やぜんそくを中心に診療をおこなうことになったのです。 平成元年(1989年)のことだったと記憶しています。その頃は今のようにステロイド吸入が治療として確立されていない頃で、ぜんそくの治療そのものが大きな山にぶつかっていたような状態でした。「何か有効な手段はないものか?」と模索していた私は、東洋医学の研究会に出席したことを契機に、富山薬科医科大学へと留学をすることになったのです。今も数少ないのですが、富山薬科医科大学は自らの病棟を持ち、患者さんにつきっきりで漢方治療をおこなっている施設でした。40の手習いと言いましょうか(笑)、その年で新しいことを覚えようというのですから、1日中漢方漬けになれるところはないものかと考えてそちらにお世話になることになったのです。 願った通り、朝から晩まで漢方漬けの毎日を送りました。もちろん、この期間で漢方のすべてがわかったわけではありませんが、その意図するところ、やり方についてはしっかり身につけられたと考えています。今も日々勉強をしながらの診療となりますが、ここでその基礎を学べたことは、非常に大きかったと言えるでしょうね。 平成5年(1993年)に『中神内科クリニック』を開設致しました。私は藤が丘病院、北部病院に勤務していましたので、この場所は地理的に非常に便利だったのです。また、当時この辺りはドクターがほとんどいらっしゃらなかったということで、私なりに地域への貢献が出来ると考えての開業でした。

中神 和清 院長 中神 和清 院長

■『中神内科クリニック』の診療方針をご説明ください。
一般内科に加え、呼吸器のアレルギー疾患の方がほとんどで、このうち、ぜんそくの患者さんが150人というところです。ぜんそくというと、小児の病気というイメージを持たれてる方が少なくないかと思いますが、決してそんなものではありません。発症時期としては、乳幼児と更年期がほとんどであり、乳幼児からそのまま持ち越していらっしゃる方も少なくないのです。 こちらでは、「治すのはあなた自身」という考えを身に付けていただけるように考慮しています。ぜんそくを例にしましょう。発作が起きるのは、夜中の3時、4時、5時というところ。何もせず朝まで待っていれば、軽症だったものが重症になる可能性があります。であれば、発作が起きた時、どう対処すれば良いのか、患者さんご自身が知らないことには何も始まりません。まず自らが病気をコントロール出来るようにすること。その結果を受け、相談をしてもらいながら治療を進めていく。それが当クリニックの治療方針ということになってきます。

■東洋医学の有効性について教えてください。
中神 和清 院長ぜんそくは今ではほとんどが管理出来るようになっていますが、その隙間ともいうべきものの中に、西洋医学で対処しきれないものがずいぶんとあるのです。例えば、ぜんそくの薬を用いると冷え性になってしまうことがあります。ぜんそくの発作治療薬には冷えを生じさせる要素があるものなのですが、かといって、服用を止めてしまうわけにはいきません。その隙間を埋める、補うものとして漢方の価値がクローズアップされるということなのです。 最近話題に上ることの多いCOPD。この病気も、治療の途中で気力がなくなり、食欲がへってやせてしまうことがあります。この際にも、漢方で元気を付ける、力を養ってもらうことが有効になるということなのです。西洋医学的に手がないという場合に、まったく違う角度から支えていけるというのが漢方の持つ大きな役割と考えています。

■開業医としての役割をどうお考えですか?
「あなたに血圧の薬がいらなくなれば、内科医は1つ勲章をもらえる」 高血圧等の患者さんに常々言っていることです。症状を抑えるのはドクターの手柄ではなく、薬が有効に作用しただけに過ぎません。生活指導に運動指導、食事の改善。そうしたものをアドバイスしていくことで、薬が必要でなくなるように患者さんを導いていくことこそ、私たちが果たさなければいけない仕事ということなのです。 昨今は、昔ながらの知恵というものが失われていく傾向にあります。たとえば、風邪を引いた時は熱いものを食べるといったこともそうです。受け継がれてきた知恵の価値を再発見し、患者さんに知っていただくこと。そうしたことも私たちの役目であると考えています。

■最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。
開業医の先生に2回診てもらって治らないのであれば、専門の先生に診ていただいたほうが良いというのが1つ。それから、慢性疾患の疑いがあれば、最初から専門の先生に診てもらった方が良いといいうことも1つです。方々を回り、最後の最後にうちにいらして、「そんな話は初めて聞いた…」というぜんそくの患者さんも少なくないのです。 それを判断するにも、自分の病気が何なのだろうか?ということに関心を持っていただくことが大切です。『家庭の医学』は大抵のおうちに置いてあるでしょう。まずは自分でそれを読んでみること。病気を知らずして病気を治すことなど出来ません。その先の選択肢として、お医者さんを有効に利用していただくと良いと思いますね。

※上記記事は2015.1に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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