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こどもの国整形外科

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今里 有紀彦 院長
インタビュー
今里 有紀彦 院長 イマザト ユキヒコ
YUKIHIKO IMAZATO
こどもの国整形外科
出身地:横浜市
■:昭和大学医学部卒業
■:昭和大学藤が丘病院
■:昭和大学関連病院
■:日本整形外科学会専門医
■:日本整形外科学会認定スポーツ医
■:日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
■:日本リウマチ財団認定登録医
■医師を志したきっかけとこどもの国で開業した経緯について教えてください。
父も同じ整形外科医でしたので、医師という職業は子どもの頃から身近でした。しかしながら思春期の頃は、「やっぱり家業を継ぐんでしょう?」といった雰囲気が周囲にありましたので、多少反発心みたいなものが芽生えていました。漠然とですが、その頃は電子工学や機械工学に興味あり、そちらに進みたいとも考えていました。

代々医師の家系というわけではありませんでしたので、父から「医師になれ」と言われたことは1度もありません。しかし自分の進路について冷静に考えた時、やはり医師になる選択肢を自然と選ぶようになっていました。反発心があったころは、医師の仕事を客観的に見られなかったのだと思います。今はこの職業を選んで本当に良かったと思っています。

母校の昭和大学医学部を卒業した後は、昭和大学藤が丘病院の整形外科医局に入局し、先輩方からさまざまなご指導を受けることができました。ときには救命救急センターで生命の危険にさらされた患者さんを治療させていただくこともあり、最前線での臨床も経験しました。勤務して14年経ったころ、お世話になった教授が定年で退任されました。これからは地域医療に貢献していくべきだと考え、開業を決意しました。こどもの国の地を選んだ理由は、これから育っていく新しい街で心機一転して働きたかったからです。ちょうど新興住宅地として都市開発が進んできたのですが、当時は医療機関がほとんどありませんでした。

今里 有紀彦 院長 今里 有紀彦 院長

■どんな年齢層の方が多くお見えになりますか?
患者さんは比較的若い方が多くお見えになります。もともと住民には子育て世代の方が多いですし、この地域には日本体育大学のほか、小学校、中学校もありますから、スポーツでケガをされたお子さんが来院されることが多いですね。

住民の年齢層について言えば、開業当初は地元の方など高齢の方もいらっしゃいましが、転居されて来られる若い世帯の方々との年齢層のギャップが印象的でした。最近はこうしたギャップも埋まり、幅広い年齢層の方がいらっしゃいます。20年近くもこちらで開業しておりますと、当時は赤ちゃんだったお子さんが成人して来院されると時の流れを感じます。

■家の中でケガをする方も多いとお聞きしています。回避するためのアドバイスがあれば、教えてください。
今里 有紀彦 院長実は年齢を重ねてきますと、脚が上がりにくくなってきます。そこで、フローリングとじゅうたん・カーペットの間のちょっとした高低差でつまづいてしまうケースが多いようです。あとは電気のコードで脚を引っ掛けて転倒するケースも少なくありません。階段であれば、意識して脚を上げますのでかえって危険は少ないのです。原因は脚の筋力の低下。皆さんあまり気が付いていないと思いますが、こうした傾向は50代くらいから始まります。

日本整形外科学会は、こうした運動器(脚や腕など)の衰えを「ロコモティブシンドローム」と命名し、予防啓発を行っています。それはこの症状が原因で要介護(寝たきりなど)になるリスクが高いためで、高齢者ができるだけ自立的に生活する時間が長くなるよう運動機能を改善させるための取り組みを行っています。当院ではロコモティブシンドロームの予防・改善プログラムをご指導していますので、最近運動能力の低下を感じていらっしゃる方、またその傾向がある方は一度ご相談いただきたいと思っています。

■院内には動脈硬化測定装置がありますが、この装置を使ってどのような指導をされていますか。
動脈硬化測定装置は、血管の弾力性や反応性、血液の粘性、血液が流れる状態を総合的なチェックを行います。動脈の状態はその都度異なり、いくら硬化傾向にあると言っても物理的にカチカチになるわけではありません。この装置を使って血管・血液両方の状態を包括的に把握し、健康な状態に戻すためのアドバイスをしています。動脈硬化は食生活や運動で改善できますので、どうか根気よく取り組んでいただきたいと思います。

■診察で心がけていることと、地域のみなさまへのメッセージをお願いします。
月並みですが、時間を取って患者さんのお話を丁寧にお聞きすることを心がけています。患者さんには、現状困っていらっしゃることを「もう話すことがなくなったかな」と思われるところまでお話しいただきます。先ほど若い患者さんが多いことについてお話ししましたが、実は学生さんほどお話を聞きにくいのです。これはご本人が自分の言葉で表現しにくいケースもありますし、「こんなこと聞いたら先生に怒られるのでは」と躊躇してしまうことがあります。そこで質問があがりにくいときは、わたしの方から積極的にお聞きしています。

一度ケガをしてしまうと、どのタイミングで部活を始めてよいか悩むわけですが、それをなかなか医師に聞きづらいお子さんもいます。そのような生活面全般の質問もしやすいようにしていきたいと思っています。

疑問に思っていることがいったん解決すると、すっきりして身体も少しずつ治っていくような気持ちになるのだそうです。早い回復に結び付けるためにも、患者さんへのインタビューは重要です。

リハビリでは経験豊富なセラピストがいつでも患者さんのケアをさせていただきます。地域のみなさまに頼りにしていただけるとうれしいですね。健康的な生活に戻っていくためのお手伝いを全力でさせていただきますので、どんなことでもご相談ください。

※上記記事は2015.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。


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